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飛行士をめざしての画像

 キクは大正元年(1911)11月2日、児玉郡七本木村(現 上里町)に松本佐平・タキの8人兄弟の次女として生まれました。通称きく子(喜久子・菊子)、七本木尋常高等小学校をへて、埼玉県女子師範学校を卒業後、昭和4年、16歳で神保原尋常小学校の教師となりました。担任は尋常科2年生でしたが、高等科の生徒にまじってバスケットボ-ルをしたり、サイクリングへでかけたりする楽しい教師でした。

 ある秋晴れの日、高等科の生徒と群馬県太田の金山までサイクリングで遠乗りに出かけたキクは、帰り道、尾島飛行場に見学に立ち寄りました。そこでは、新型飛行機のテスト飛行が行われていました。それをみていたキクは、いつしか自分も自由に大空をかけめぐる飛行士になる夢を、いだくようになりました。 

 一年後、新聞広告で見た「飛行機講義録」を取り寄せ独学で勉強をはじめた、そんなとき、尾島飛行場で知り合ったテストパイロットから、東京立川陸軍飛行場でおこなわれる新型飛行機の試験飛行に招待されました。はじめて飛行機に乗ったキクは、その感動が忘れられず、昭和6年、両親の猛反対をおしきって、東京深川の第一飛行学校へ入学しました。小栗飛行学校を経て、昭和七年、愛知県新舞子の安藤飛行機研究所の練習生となり、翌昭和8年8月17日ついに念願だった二等飛行機操縦士試験に合格、二等飛行機操縦士技両証明書第326号の免許を得て、日本最初の水上飛行機操縦士となりました。

 
  1. 埼玉県女子師範学校
  2. 神保原尋常小学校
  3. 安藤飛行機研究所
  4. 二等飛行機操縦士試験