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 この『伊香保志 上』には、国学者である大槻文彦(おおつき‐ふみひこ(1847~1928)大槻磐渓の第三子として江戸(現東京都)に生まれ、復軒と号しました。文部省から日本辞書の編纂を命ぜられ、「言海」(のち増補・訂正して「大言海」)として完成。著「広日本文典」「口語法別記」などがあります。)が明治13年(1880)に寄稿した紀行文があります。その中には神流川のことが次のように記載されています。

「神流川
武蔵上野の国境にして埼玉県群馬県の界なり常には水なく仮橋なり此處は天正  十年小田原の北條氏直と厩橋(今の前橋)の滝川一益との古戦場なり川の源はこれより西なる上州甘楽郡の山より出でここより東北にて烏川に入る長さ二十里あり」