意見・提言

 肺炎球菌ワクチンの接種を受けようとしましたが、あまりに高額で断念しました。せめて70歳以上は自治体で補助金をだしてもらえれば接種率もあがり、さらに健康が維持できると思います。 

返事

 日本人の死因の第4位となっているのが「肺炎」です。特に免疫力が低下している高齢者は肺炎にかかりやすく、肺炎による死亡者の9割以上を高齢者が占めています。その中で一番多い病原菌は、「肺炎球菌」と言われています。

 肺炎球菌により引き起こされる色々な病気をワクチン接種により予防することは、高齢者の病気の重症化を防ぎ、命を守るためにも、また、高齢社会を見据えた上でも重要なことと考えています。

 高齢者の生命と健康を守るため、町では65歳以上の方を対象として「インフルエンザワクチン」予防接種費用の一部に公費助成を行っておりますが、ご要望の「肺炎球菌ワクチン」予防接種費用は公費助成をしておりません。

 この「肺炎球菌ワクチン」接種に要する単価はご指摘のとおり高額となっていますが、県内でも一部公費助成を実施している自治体もあることから、町・健康保険課を中心として郡内の市町と検討をしているところです。課題となっていますのは、

  1. 肺炎球菌ワクチンに対する国・県の動向
  2. ワクチン効果(5年程度)が切れてからの追加接種
  3. 対象年齢
  4. 個人負担と公費負担の割合

などがあり、課題を一つずつ解決していかなければなりません。

 

 高齢者の生命と健康を守り、上里町に住んでよかったと実感できるよう、「肺炎球菌ワクチン」予防接種費用の公費助成に向けて今後とも検討を重ねてまいりたいと思います。