意見・提言

 上里町では、災害情報メールや行政防災無線で情報を伝えていますが、近年、機密性の建物が多くなり、屋外の無線塔からの音声が聞き取りにくいという話しを聞きました。耳が聞こえにくい高齢者、障害者の方など、情報収集が難しい方もいると思います。防災無線の音量を上げてしまうと、騒音問題につながる可能性も否定できないと思います。

 例えば、防災行政無線戸別受信機「防災ラジオ」や、「緊急告知ラジオ受信機」の配布、ケーブルテレビの活用、電話応答機能による防災行政無線テレホンサービス等の活用を提案します。

30代 男性 町外在住

返事

 防災ラジオ等の戸別受信機についてですが、上里町の防災行政無線につきましては、昭和63年に整備され、24年間稼動しつづけているところでございます。

 この設備につきましては、老朽化が進んでいるため、現在、デジタル化の導入を検討しております。改修前にアナログ式の戸別受信機を配布いたしますと、デジタル化した場合、デジタル信号の受信ができないため、使用できなくなってしまいます。防災行政無線のデジタル化後を見込んで戸別受信機と、電話応答機能による防災行政無線テレホンサービスについて、導入の整備計画を立てていきたいと考えております。

 ケーブルテレビ会社の緊急告知放送及びコミュニティーチャンネルについてですが、現在、ケーブルテレビサービス提供地域が町内全域をカバーしておりませんので、上里町においては利用不可能と考えております。

 また、聴覚障害等をお持ちの方には、上里町災害情報等緊急通報事業実施要綱に基づき、登録者にFAXを送信するサービスを行っておりますので、ご利用いただきたいと思います。

 今後も、より良い防災行政無線の運用を図るとともに、皆様が安全・安心に暮らせるまちづくりのために努力してまいりたいと思います。