意見・提言

 私は本庄市より移住し、3年程度たっており上里の環境を気に入っておりますが、いくつか戸惑う場面があります。その一つに、年一回の「ドブさらい」があります。地域のコミュニティーの一環としてとらえれば大切な行事の一つと考えられますが、「不参加の場合は3000円」というのは強制参加の意味もあり非常に不快であります。また、衛生面について、決して配慮しているといえない点、コンクリートの蓋をあける等、決して軽作業と言えない点。また、自前の道具を必要とし、怪我などの際の補償説明もないまま従事させられることは、決して地域への愛着を促す活動と言えないかと思います。さらに付け加えれば、この作業の多くがご老人が行っているという現実です。逆を言えば金銭を支払えばやらなくてもいいのです。
 昨今、外来生物やウイルス、毒物を含む有害物が問題になっている状況下で、このような行事を、一般人が遂行することは美徳ではないと思います。「草むしりをみんなで行い美観を」等の活動は良いことかと思うが、「ドブさらい」を地域住民に任せる事は、インフラの管理上問題もあるとも感じます。上里町として「ドブさらい」が必要であれば、予算立てをし、計画的な活動と、住民の理解と協力を得た方が建設的かと思います。トラブルが起きない内にご一考をお願いいたします。

返事

 生活道路の側溝清掃につきましては、各地域の皆様に生活環境の清潔保持と水害発生を抑えるために、行政区によりまして実施していただいているところです。
 ご指摘のとおり、側溝の蓋上げは大変な重労働でありますが、町では、蓋上げ機やバールなどの貸し出し、土のう袋の支給や集積された土砂などの運搬を行っております。
 出不足金につきましては、各行政区で金額を決めて運用されているものです。清掃活動へ参加した方とそうでない方の負担や不公平感を解消するために決められているものかと思われます。
 道路管理につきましては、町内には未舗装や側溝のない路線もあることから、地域の皆様より道路改修の要望をたくさんいただいております。限られた予算でありますので、すべての要望に対応できている状況ではありませんが、着実に道路整備を進めているところです。
 地域の生活環境の保全・美化には、地域の皆様のご協力が欠かせません。町では各行政区と連携を図りながら、今後も清掃活動等による環境保全・美化を進めてまいりたいと思いますので、ご理解ご協力をよろしくお願いいたします。