意見・提言 

 高崎線の上り初電の繰上げを行政から働きかけることはできませんか。
 時刻表を見て頂ければ分かりますが、宇都宮線の宇都宮駅や常磐線の水戸駅からの初電に乗ると上野駅に6時半に到着できます。
 宇都宮駅からは上野東京ラインに直通しているため、東京駅7時発の東海道新幹線や、品川駅から私鉄で羽田空港へのアクセスも便利です。
 一方、高崎駅からは上野駅に7時頃と、上記の2駅に比べれば30分遅くなる一方、籠原駅からは6時半頃に上野駅に到着する電車があります。
 増発とまでは言わなくても、高崎駅始発と籠原駅始発の順番を入れ替えることで宇都宮駅などと遜色ない利便性を確保できないでしょうか。
 私個人で要望した際は「線路等の保守&貨物との兼合い」を理由に難しいと回答を受けております。
 しかし最近まで夜行寝台特急や急行列車等が走っていたのですから、決して無茶ではない(むしろ宇都宮線の方が貨物は多く厳しいハズ!)と考えています。
 上里町単独では難しいでしょうが、群馬県や埼玉県、高崎市や本庄市、深谷市と連携して要望をして頂きたいものです。

返事

 〇〇様ご指摘の通り、高崎線神保原駅の初電(平日)は5時24分であり、上野駅到着時刻が6時53分となっています。一方、高崎線籠原駅の初電(平日)は5時6分で上野駅到着時刻が6時16分となっています。上野駅への到着時刻の差が40分近くあることにより、羽田空港や成田空港、新幹線への朝の時間帯のアクセスが悪く住民の皆様が大変不便をしていることは、町としても把握をしているところです。

 この問題に対し町では、高崎線沿線地域の県内自治体の首長と議会議長で組織する「高崎線沿線地域活力維持向上推進協議会」に参加し、東日本旅客鉄道株式会社(以下「JR東日本」。)への要望活動を行っております。協議会は、高崎線沿線地域の8市2町で構成されており、高崎線利用者の利便性の向上と安全性の確保などを目的として協議を行う他、毎年度、JR東日本の本社及び高崎支社に対し、要望書の提出を行っています。

 昨年度上里町が要望した内容は、『籠原駅以北の運行数増』、『初電列車の繰上げ及び終発列車の繰下げ』、『初電列車の高崎始発への変更』でした。特に、籠原以北の初電繰上げについては、〇〇も例として取り上げました、宇都宮線宇都宮駅の初電時刻を示し、高崎線利用者への利便性向上をお願いしたところです。この初電繰上げに対するJR東日本の回答は、「車両の保守点検や貨物列車の運行時間の確保と、高崎駅を始発とする車両の置き場に限りがあり、対応が難しい」というものでした。他の自治体からの要望事項においても、前向きな回答は得られていないのが現状です。

 しかしながら、今回〇〇より頂きましたご意見を参考に、引き続き関係各市町と共に根気強い要望活動を行って参ります。町民の誰もが「この町に住んで良かった」と実感できるまちづくりに努めて参りますので、引き続き町政へのご協力を賜りますようお願い申し上げます。