意見・提言

 中学生は自転車通学がメインとなっていますが、重い教材を自転車に括り付けて通っています。
 しかしながらヘルメットをしている生徒は少数と聞いています。
 町長や職員の皆さんであれば容易に想像できると思いますが、重い自転車は止まらないし、曲りません。
 にも拘わらずヘルメット装着率は低いというのは問題ありませんか。
 (そもそも重い教材を持たせるのもどうかと思いますが)
 大人が「危ないからヘルメットしろ」というのは簡単ですが、該当の投稿を印刷し児童・生徒に配布してどう思ったか、議論させる時間は作れませんか。
 また「逆走」「無灯火」「二人乗り」「ヘッドフォン聴きながら…」などの事例を挙げて 違反行為であるかを認識しているか、罰則があることを認識しているかのアンケートをとって欲しいです。その上で「交通教育」の場を設ける必要があると思います。
 (授業参観で保護者と一緒に見て貰うのも良いでしょう。)
 ニュース等で「自転車危ない」といったのを目にしますが、違反行為であること、罰則があることを教えてあげれば減少させることは出来るはずです。
 先日は狭山市で逆走自転車とクルマが衝突して自転車を運転していた女性が亡くなりました。
 女性と遺族もだけでなくクルマの運転手と家族も不幸になったと思います。
 町内での死亡事故が長らく発生していないそうですが、運が良かったに過ぎないことを認識すべきと思います。

返事

 上里町では、小学校において、学校への登下校時及び自転車に乗るときにヘルメットを着用することを学校のきまりとして取り組んでおります。

しかしながら、中学校においては、現在ヘルメットを着用しておりません。
 ご意見のとおり、交通事故等から自らの命を守るための手段として、ヘルメットを着用することは、大変重要なことであると認識しております。

ヘルメットの着用等を含め、町内の中学生の実態を踏まえ、改正道路交通法のさらなる周知とともに、検討していく必要があると考えております。
交通安全教育につきましては、「交通安全教室」、「自転車点検」、小学生の「子ども自転車免許制度の実施」などの取組をおこなっております。

授業や全校集会においては、自転車安全利用5則にある「二人乗り・並進の禁止」、「夜間はライトを点灯」、「交差点での信号遵守と一時停止・安全確認」等の危険行為を防止するための指導や、14歳以上では、悪質自転車運転者に対する講習の受講と、講習を受講しなかった場合の罰則についても指導を行っております。

「議論させる時間」「事例を挙げ違反行為を認識させる」「アンケート調査」につきましては、ご意見にあります通り、今後の交通安全教育を充実させるためにも、貴重なご意見として参考にさせていただきます。
 なお、保護者に対しては、自転車運転者が加害者となる死亡事故も発生していることから、自転車保険への加入をお願いしております。
 今後も、上里町で交通事故が起こらないよう、見直しや改善を通し、交通安全教育をさらに充実させていきたいと考えております。