3月15日、穏やかな晴天に恵まれ上里中学校、上里北中学校両校の卒業証書授与式が挙行されました。
 就任以来、各学期の始めに校門で行っている「朝の挨拶運動」で生徒の皆さんと会うのが楽しみでした。この子どもたちがそれぞれの希望や夢を胸に抱いて巣立っていく姿を想像し、この日が来るのを楽しみに待ち望んでいました。
 今回は上里中学校卒業式に出席して、祝辞を述べさせていただきました。式典は厳粛に行われつつも、保護者の皆さんには笑顔も見られ、子ども達の成長に感慨深いものがありました。また、担任の先生が名前を読み上げる声の中に、一人ひとりとの思い出が詰まっていると感じました。
 この式典、2時間余りの短い時間でしたが、自分の青春時代と重ね合わせて短編ドラマを見ているような色々な思いが頭の中を駆け巡り、思わず目頭が熱くなり、誰にも気づかれまいとそっと指で拭いました。
 改めて卒業生の皆さんに「卒業おめでとう、よく頑張ったね、これからも期待しているよ」と伝えたいです。「努力と感謝」の言葉を胸に刻んで、自分の夢を追い求め一歩ずつ前に歩んでもらいたいです。
 結びに私からのエールとして、歌手『いきものがかり』の『YELL』の歌詞から、『ともに過ごした日々を胸に抱いて、飛び立つよ、独りで未来の空へ』を贈ります。