先日、「災害に強い地域を作る、市町村の役割と責任~」国士舘大学教授・山崎登氏(元NHK解説委員)の講演を聞きました。講演の中で特に印象に残った話は、「地球温暖化の影響がある。季節の変化を知る事が大事。桜の咲く季節が早くなった。雪の降り方が豪雪型で気になる。雨の降り方も変わってきた。この地域は猛暑日が40度以上を記録している。」というものです。
 私はこの話を聞いて、上里町が災害に強い町になるためには何が必要か考えました。それは、地域コミュニティの力を活用することです。私が小学生のころは、道路は「道普請」と称して、地域の道路
は地域総出で修繕していました。地球環境が変わってきたことは事実であり、住民の皆さんに自分の住んでいる地域をよく知ってもらうことが大切であると感じました。

 2月12日には神保原三丁目のつどいの会に招かれました。その際、意見交換の席上で、「災害は忘れたころにやってきます。普段から家族と災害時の避難場所を話し合っておくなど、いざというときに備えることが大切です。そして、近所の一人暮らしのお年寄りを助ける声がけ態勢を普段から地域の皆さんで話し合っていただき、住民の主体的な防災態勢、人と人とが助け合う体制づくりを考えておいてください。」とお願いしました。
 町では「上里町地域防災計画」に基づき、町民の皆さんとともに地域防災力の向上を図っていきます。また、災害発生時の「避難準備・避難勧告・避難指示」等の周知方法の検討や戸別避難カルテの作成等の検討が必要であると感じております。災害に強い町づくりと命を守る活動にご協力をお願い申し上げます。