(1)防災力を高める
 9月9日未明、関東地方で台風15号が猛威を振るい、住民の生活に大きな被害を与えました。台風の脅威を改めて認識し、上里町も自然災害対策の強化・備えが必要であると感じました。
 なお、上里町と大規模災害時相互応援協定を結んでいる千葉県長生村の小髙村長に電話で台風の被害状況を確認しましたところ、停電になったものの大きな被害はなかったとのことでした。
 一方で、千葉県内で支援を求めている自治体は数多くあり、埼玉県では千葉県富津市からの職員派遣の要請を受けました。上里町としても、職員1名を派遣し、災害支援に協力できればと考えています。

 各家庭でできる災害への備えとして、家族が違う場所にいても集合できる場所を決めておくことが大切です。町としては、自主防災組織を育成し、避難訓練や、地域での炊き出し訓練など、災害に備える体制を充実させたいと思っています。その実現には、今月号の広報で取り上げている「地域支え合い活動」などの住民相互の交流が必要であり、それが万一の災害に備える体制づくりに繋がると考えています。

(2)高齢者の交通事故 夕方の横断に注意!
 65歳以上の高齢者が道路横断中に車にはねられた死亡事故について警察庁が状況を分析した結果、日没の前後1時間(薄暮時間帯)に多く発生していることがわかりました。
 この時間帯は、周囲の視界が悪くなり、自動車や自転車、歩行者などの発見がお互いに遅れたり、距離や速度がわかりにくくなると言われています。
 また、高齢歩行者全体の事故死者数は10月~12月が最も多く、冬至にかけて日が短くなることや、年末の慌ただしさが、運転者の心理に影響しているようです。ぜひ「事故ゼロ」を合言葉にして気を付けていただきたいと思います。