意見・提言

 コロナ禍で町長始め、職員の方々の上里町の安全、安心のために公務いただき、ありがとうございます。

 さて、コロナ感染症のため学校が2ヶ月ほど遅れて始まりましたが、3学期までに教科書を終えることができるのか、子を持つ親として気がかりです。また、通例であれば12ヶ月かけてやる授業が、今年は休校が2ヶ月あったために10ヶ月で行うことになるわけですので、終えることを前提に考えた場合、生徒の理解力と1日の授業量に耐えうる体力が心配です。もちろん、体力低下に伴う感染症リスクも上がることでしょう。その分散はできないものかと思い、提案させていただきます。


 深谷市や熊谷市では、土曜授業を取り入れている学校もあるそうです。また、現に始まった問題ではないですが、県北は県南よりも学力・体力が低い傾向にあります。現状を真摯に受け止め、学習環境を作
ることが行政の役割ではないかと考えます。今やるべきことを今やらせたいと言う想いから、次年次に持ち越して学ばせることには反対です。何月からでも構いませんので、土曜授業の検討をお願い致します。

 

返事

  新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、3月から5月まで学校が臨時休業したことによる児童生徒の学びの時間の減少について、ご心配をおかけしております。この臨時休業により、今年度は4月が15日間、5月が18日間の合計33日間の授業日が休みとなりました。

 

 臨時休業で遅れた授業時間の確保のために、夏季休業および冬季休業を計13日間短縮し、授業時間に充てております。

 また、感染症拡大防止も考慮に入れ、学校行事を精選し、授業参観や家庭訪問、プール指導、運動会等を中止したほか、修学旅行の日帰り化等、各学校で創意工夫しながら授業時間を確保することにより、土曜授業を実施しなくても年度内に各学年の教育課程年間計画が終了する予定であると聞いております。

 

 ご意見を賜った授業時間の確保のほかにも、環境の変化に起因する児童生徒のストレス、不登校や悩みの相談など様々な課題がありますが、一つ一つ対応してまいりますので、ご理解をお願いいたします。

 

 コロナ禍における学校運営につきまして、既に保護者の皆様にご協力をいただいておりますが、子供たちの豊かな成長には、学校・地域・家庭が共に協力することが大切でありますので、今後ともご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 この度は貴重なご意見をありがとうございました。