意見・提言 

 上里町では、学力向上と英語検定の受験機会拡大を目的として、町立中学校在籍の生徒が英検を受験した場合、検定料の一部を補助するようですが、これを英語検定だけでなく、漢字検定や、グローバルに活躍する人材を育てるTOEICやTOEFLなどにも受験機会拡大として補助金対象としてもらいたい。
 英語教育は小学校から始まっており、対象となり得る理由があるかと思います。現代日本において、パソコンやスマホの普及に伴い、漢字を読むのが出来ても書けない人が増えているようです。そこで「漢字力」向上の目的も含め、受験機会拡大として漢字検定も対象に加えてほしいと思いました。漢字検定は、小学1年生であれば漢検10級が対象級とされ、無理なく受験が可能です。中学生対象とされる英語検定よりも、小学生対象により多くの生徒が受験機会を得ることができます。

 また、補助について対象町民が情報を得られないこともあるかと思います。情報を平等に得られなければ、不平等であると共に補助金に対して町民の理解は得られないと考えます。上里町ホームページに記載しているだけでは、情報発信しただけであり、対象となる町民が情報受信したかの確認はできません。よって、平等な情報共有にするため、学校単位で受験させ学校が役所に請求するようなシステムの構築が望ましいと考えます。

 役所及び議会並びに教育委員会等で協議していただき、将来を担う学生を応援していただきたいと存じます。

返事

 上里町では、令和元年6月から公益財団法人日本英語検定協会が実施する実用英語検定3級以上を受験した生徒を対象とした検定料の一部補助制度を導入し、英語力及び学習意欲の向上に取り組んでおります。

 教育長に確認したところ、英語検定3級は、中学校卒業程度の英語力が身についているとされるレベルであり、高校受験にも役立つことから本制度の補助対象級を3級以上にしたとのことです。また、制度の周知方法につきましては、町ホームページだけでなく、全生徒に案内文を配布し、各中学校のマチコミメールを通じて保護者にも周知を行っているとのことです。今後は、町広報誌を活用した情報発信も検討したいと考えております。

 ご要望の補助拡大につきましては、児童生徒が漢字検定や数学検定等も受験していることは承知しており、教育長と相談しながら検討したいと思っております。

 上里町の子供たちが意欲を持って学習に取り組むことは素晴らしいことですので、できるだけ支援してまいりたいと思っております。