現在、東京2020オリンピックが開催されています。

本大会のメダルは、オリンピックおよびパラリンピックの金・銀・銅合わせて約5000個が製作されており、そのすべての金属が、町民の皆さまにもご協力をいただきました「みんなのメダルプロジェクト」で集められた使用済みの携帯電話や小型家電などの「都市鉱山」から製作されています。

 また、メダルデザインのコンセプトは、アスリートの栄光の部分だけでなく、勝利に至るまでの努力に注目し、原石を磨くようなイメージで光や輝きをテーマとしているとのことです。

 一方、上里町は今年で町制施行50周年を迎えます。町民の皆さまのたゆまぬ努力のもと、発展を続けてきた上里町ですが、時として「上里町はこれといって何もない町」と言われることがあります。果たしてそうでしょうか?
 松下電器(現パナソニック)の創業者である松下幸之助はこう述べています。「人間はダイヤモンドの原石のように光り輝く本質を持っている。このすぐれた本質も磨くことなしには発揮されない。」上里町にもまだまだ、ダイヤモンドの原石が眠っているかもしれません。
 7月14日㈬、上里中学校の2年生を対象に防災教室が実施されました。生徒たちは、多発する豪雨災害等を想定し、実際の行動につなげる学習を行いました。
 40張のパーティションの設営体験時には、4人1組でチームを組み、きびきびと行動していました。そんな姿を間近で見ていた私は、生徒たちが自分自身を磨き、光り輝く人間に成長することを期待せずにはいられませんでした。子どもたちが光り輝くことにより、町全体が輝く可能性を秘めています。町としても、そのためのサポートができるよう、今後の町づくりに取り組んでまいります。