スズメバチの巣駆除について、平成27年度から以下のとおり運用が変わりました。

I ハチの基礎知識

自然保護の観点からは、ハチの生態を知り上手に共存を図っていくことも大切です。
ハチは「刺す」というイメージから嫌がられますが、花の受粉をしたり草木の害虫を食べてくれたりする益虫でもあります。人の害にならないような場所にある場合やハチの種類や巣の発見時期によっては、そのまま放置しておくことも可能です。
ハチは種類ごとに巣の形や飛び方に特徴が現れますので、巣の形状等によりハチの種類が分類できます。

ハチの対処方法について

スズメバチの巣をみつけたら

(1)巣に近づかないことが第一です。また、巣を揺らしたり、棒でつついたりすることは大変危険です。絶対にやめましょう。

(2)スズメバチは黒いもの、臭いのするものに敏感ですので、頭などは帽子をかぶり、白っぽい服装の方が安全なようです。また、化粧、香水、ヘアスプレー等は避けましょう。

(3)スズメバチは左右や急激な動きに敏感です。万一スズメバチに遭遇した時はゆっくりその場を離れてください。攻撃を受けた場合、手やタオルで払うのは大変危険です。

ハチが家の中、車の中に入ってきたら

ハチは普通、好んで家や車の中に入る事はありませんがエサなどを探しているうちに誤って入ってきてしまうことがあります。ハチは明るい方へ向かう習性がありますので、明るい方角の窓を開けて静かにハチが出て行くのを待ちましょう。ハチもあわてていますので、追い回したり払ったりすると、逆に攻撃してくることがあります。

ハチの巣をうっかり刺激してしまったら

(1)静かにその場を去る。スズメバチが「カチカチ」という音を立てながら、まとわりついてきたら「巣に近づくな!」という警告です。

(2)手を振り回したり走り回ると逆効果です。パニック状態になって騒ぐと、巣の中にいたハチまで外に出てきて襲ってきます。
ある程度巣から離れると襲うのを止めるので、速やかに、そして静かにその場所を去りましょう。

(3)頭を低くして巣から遠ざかりましょう。黒いものやヒラヒラしたものを集中的に襲います。ハチの視力は3m程度しか見えません。(大きく動くものに対しては+2m)頭を低くし、動きを小さくして巣から離れましょう。

スズメバチとアシナガバチの見分け方

スズメバチと間違えやすいハチとしてアシナガバチがいます。二つの違いをご紹介します。

スズメバチ

  • 飛び方…直線的に飛ぶ
  • 巣の状況…出入り口はひとつ。
  • 初期の巣は徳利を逆さにしたような形をしているが、成長するにつれボール型となる。
  • 蜂の子が居る六角形の巣穴は見えない。
  • 巣はまだら模様。
  • 魚の鱗のよう。
  • 巣は1年限りで使い捨てられ、翌年営巣することはない。


スズメバチの巣(初期)


スズメバチの巣(夏季以降)

 

アシナガバチ

  • 飛び方…足をダランと垂らしてゆらゆら飛ぶ
  • 巣の状況…蜂の子が居る六角形の巣穴が丸見え。いっぱい穴が開いている。
  • 学校にあるプールのシャワーヘッドのような形。
  • 花で例えるとヒマワリのよう。


アシナガバチの巣(補助金の対象外)

ハチに刺されてしまったら

(1)すぐに傷口から毒をしぼり出し水で洗い流す。ハチの毒は水に溶ける性質があります。目に入ったときも水で十分に洗い流しましょう。
傷口は冷水や氷でしっかり冷やします。ハチの毒を口で吸い出すのはやめましょう!

(2)薬を使用する。ステロイド軟膏や抗ヒスタミン軟膏を塗ります。

(3)病院へ行く。気分が悪くなったり、以前ハチに刺されたことがある人は、患部を氷や水で冷やしながら、すぐに病院へ行きましょう。
スズメバチに刺されて死亡するケースは、アナフィラキシーショックというアレルギー反応によるものです。ハチに刺されて呼吸困難や意識がもうろうとしている人がいたら、迷わず救急車を呼んでください。

ハチの巣の駆除について

上里町では、基本的に私有地内の巣の駆除は行っておりません。(危険性の高いスズメバチの初期の営巣に限り駆除をお手伝いいたします。丸型に成長してしまった巣については対応しておりません。)
ご自身で駆除する場合は、駆除用具(防護服、噴霧用伸縮竿のセット)を無料で貸出しています。
また、自ら駆除することが困難な場合には、スズメバチの巣の駆除について、費用の一部をご負担していますので専門業者をご利用ください。(業者の駆除は有料です。)

II スズメバチの巣駆除に係る補助金申請の流れ

1 ハチの巣の状況を確認 (下記の表を参考にしてください)

[1] 上里町スズメバチ等の巣駆除届出書(様式第1号)【PDF:73KB】及び写真の提出
  ↓
[2]補助金交付決定の審査(審査期間2~3日を目安)
  ↓
[3]補助金の交付決定後に駆除の専門業者へ依頼(申請者が自分で発注依頼)
  ↓(補助金の額:巣1個に対し12,000円を上限とした2分の1の額)
[4]駆除後に 補助金交付申請書【PDF:163KB】を提出(要領収書、駆除前・後の写真添付)
  ↓
[5]補助金額確定及び交付

【連絡先】
くらし安全課生活環境係(直通) 0495-35-1226
上里町役場(代表)0495-35-1221(内線:2231)

確認すること

回答例

 巣の形は?   

球状・とっくり型・お椀を伏せた形

 巣の大きさは?

直径10cm位・バレーボール位 

 巣の色や模様は?

茶色のマーブル模様・縞模様

 巣のできている場所は?

2階ベランダ・生垣の中

 巣のある場所までの高さは?

地上2m位・腰の高さ位

 飛んでいる蜂の様子は?

1匹だけ巣から出入りしている・数匹巣に群がっている

 巣の写真

営巣場所の全景、巣の写真を撮影して下さい。

2 補助対象者

 町内においてスズメバチ等が営巣している建物若しくは土地の所有者、 または所有者から駆除に係る承諾を得た者
次のいずれかに該当する場合は対象外です。
(1)国、地方公共団体、法人及び賃貸借物件
(2)専ら事業の用に使用されている建物に営巣した場合
(3)申請者世帯、及び駆除対象世帯で町税・介護保険料・上下水道料金を滞納している場合
詳しくは 「上里町スズメバチの巣駆除費補助金交付要綱」【PDF:163KB】に則って行います。

III スズメバチの巣駆除に係る防護服貸し出し申請の流れ

[1]防護服貸出の予約(電話予約可 0495-35-1226 内線2231) ↓
[2] 上里町防護服貸出申請書(様式第1号)【PDF:46KB】の提出
  ↓(住民票、健康保険証、運転免許証その他本人の確認できる書類を提示)
[3]防護服の貸し出し
  ↓
[4]防護服の返却。 防護服使用報告書(様式2号)【PDF:76KB】の提出

1 貸し出し対象者

町内においてスズメバチ等が営巣している建物若しくは土地の所有者。または所有者から駆除に係る承諾を得た者であること。 申請者世帯で町税等を滞納していないこと。

2 貸し出し期間

防護服の貸出期間は原則月曜日から金曜日(祝日を除く)の午前9時から正午、又は午後1時から午後4時までとなります。

3 貸し出し着数

防護服の貸出着数は、1回につき1着となります。

4 貸し出し料

防護服の貸出しは無料です。

5 責任の所在

借り受けた防護服によりスズメバチの駆除の施行する一切の事項について、貸出しを受けた者の責任において行うものとする。

 詳しくは 「上里町スズメバチ駆除用防護服貸し出し要綱」【PDF:81KB】に則って行います。

6 駆除をしない選択もあります

スズメバチの巣がすべて危険で駆除の必要があるわけではありません。 巣のある場所が高所(10m前後)、人が立ち入る事がないような場所、発見した時期が活動の終期(10月以降)等の理由により危険性が低いと思われるときは、駆除はせず、そのまま様子をみていただく場合もあります。

スズメバチの活動期間

 スズメバチの巣の利用は1年限りで再利用されることはないので、冬期にスズメバチの巣を見つけても、心配する必要はありません。働きバチと雄バチは冬を越せず、冬季には皆死んでしまいます。