上里町橋梁長寿命化修繕計画(概要版)[PDF:2,003KB]

1.背景と目的

 上里町の管理する橋梁は137橋あり、多くが高度経済成長期に建設され、今後、老朽化が進行することで維持管理コストの急増が予想されます。 

 上里町では、このうち架替えや修繕に大きな費用を要する重要性の高い43橋(橋長5m以上のもの)について、事後対処的な修繕から予防保 全的な修繕に転換することで、橋を健全に長持ちさせ維持管理コストの縮減を図るため、「上里町橋梁長寿命化修繕計画」を策定しました。


架設年代ごとの状況(橋長5m以上の橋梁)

2.損傷事例

 管理する橋梁を点検した結果、次のような損傷が確認されました。

3.長寿命化修繕計画の基本概念

 管理水準を設定し、計画的かつ予防的な維持管理を実施していきます。

予防保全型
初期不良の損傷を早い段階で把握して、現状で可能な長寿命化できる工法により補修します。

  • 初期の段階で対応することで、コストを低く抑えられます。
  • 適切な対応により、劣化速度を低下させることもでき、次回対応までの期間を長くできます。

事後保全型
これまでの一般的な維持管理手法で、 使用上の問題が生じた段階で対処する方法です。

  • 健全度を回復させるためのコストが大幅に増加し、劣化が著しい場合は、健全度の回復も制限されます。
  • 劣化速度を低下させにくく、次回対応までの期間が短くなることもあります。

PDCA型のマネジメントサイクルで行い、より合理的・効率的な運用を実現します

4.長寿命化修繕計画による効果

 橋長5m以上の43橋について、今後60年間の維持管理費を試算すると、予防保全(架替えを含まない)による維持管理費は約3.2億円、従来どおりの事後保全(架替えをしない)では、約4.8億円が必要であると算出されました。

 予防保全による管理で、約3割の費用削減効果が見込める結果となりました。

5.学識経験者の意見聴取

 「上里町橋梁長寿命化修繕計画」を策定するにあたり、埼玉大学大学院理工学研究科 奥井教授の参画による協議を2回実施し、助言をいただきました。

 日時・場所
第1回 平成25年1月28日(月曜日)14時00分-15時30分 埼玉大学
第2回 平成25年3月 6日(水曜日)13時00分-16時00分 上里町内


【意見聴取状況:埼玉大学にて】


【現地確認状況】