【満州国】(まんしゅうこく)

 日本が昭和6年(1931)9月18日、奉天(現 瀋陽)の北方の柳条湖の鉄道爆破事件を契機とする満州事変により、中国の東北三省(遼寧・吉林・黒竜江)および東部内蒙古(熱河省)をもって作りあげた国家です。昭和7年(1932)、もと清の宣統帝であった溥儀(フギ)を執政として建国し、昭和9年(1934)に溥儀が皇帝に即位しました。首都は新京(現 長春)おかれ、昭和20年(1945)日本の敗戦と共に消滅しました。