町長写真

上里町長

山下博一

                  「町長からのあいさつ」

 埼玉県の最北端に位置する上里町は、神流川、烏川を挟んで群馬県との県境に有り、古くは三国街道の起点となる交通の要所でありました。その神流川は水の綺麗な川で知られ、特別栽培米「かんな清流米」の名前にも使われています。
 また、世界に誇る偉人、女性飛行士の西崎キクが誕生した町でもあります。昭和9年6月、キクは陸上飛行操縦士免許を取得、同年10月「白菊号」で羽田から満州新京へ満州訪問飛行、日本人女性初の海外飛行をした飛行士としてその名を残しています。
 町の中心にはJR高崎線が通っていて、明治30年11月に開業した神保原駅があります。この神保原駅は、町民にとっての首都圏への通勤・通学の拠点であり、その利便性から、ベッドタウン化や大型店舗の進出で急激な都市化が進み、人口も3万1千余りを数える住みよい町になりました。町の南東部には大規模な「児玉工業団地」がありまして、企業の進出も盛んに行われています。
 町の東西を上越新幹線と関越自動車道が走り、町の北西部には、上里サービスエリアと上里スマートインターチェンジがあり、ここは上毛3山(赤城・榛名・妙義)と浅間山を遠くに眺められる景勝地でもあります。この上里サービスエリア周辺地域では、工場と併設した店舗や、町の特産品を売る農産物の販売所などが開店して、梨、きゅうり、ネギ、白菜、トマト、イチゴ等の新鮮な野菜や、農産物加工品を豊富にそろえ、イベント等も開催して、特に週末になりますと大勢の人で賑わっています。
 この町は、良質な種子小麦の主産地で知られ、県内外に出荷されています。また、小麦をモチーフにした、町のマスコットキャラクター「こむぎっち」が、町のPRに活躍しています。
 上里スマートインターチェンジから車で10分位のところには、「上里ゴルフ場」があります。赤城山の景色を眺めながらゴルフを楽しめることから、都心からの利用者が年々増えている状況にあります。
 上里町が、「選ばれる町、住みつづけたい町」になるよう、さらなる発展を目指してまいります。ぜひ、上里町に来ていただきますよう、心からお待ち申し上げます。