意見・提言

 5G基地局は、高さ2、3メートルの場所に、近いところでは100メートルおきに設置するそうで、4G基地局とは桁違いの電磁波を発信するそうです。特に子どもは、脳にも影響を受けやすいそうですし、大人にも健康被害が増える懸念がありますので、住宅地、子どもが通う施設、病院の近くには設置しないなど、条例で規制していただけないでしょうか。

 また、小中学校でパソコンやタブレットを使用しているようですが、電磁波の危険についてや、被ばくを減らす方法なども教えていただきたいと思います。

返事

 5G基地局につきましては、様々なご意見もあると存じます。
 基地局を設置する携帯電話事業者が基地局を設置する際は、その周辺への電波の強さが基準値以下となるよう国の「電波防護指針」で定められております。
 基準値以下の電波であれば、人体への悪影響は認められない(総務省発行「電波と安全な暮らし」より)ため、町におきましても国の基準を超える条例を独自で策定することは困難と考えます。
 総務省において、電波の安全性に関するホームページ等を公開しておりますので、参考にURLを添付いたします。
 https://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/ele/index.htm

 また、町内小中学校におきましては、令和3年度より国のGIGAスクール構想による1人1台端末の本格的な活用が始まっております。
 教育長に確認したところ、1人1台端末の導入による児童生徒の健康への留意として、目の疲労や姿勢の悪化等についての指導は実施しております。しかしながら、電磁波については、小中学校の学習指導要領の指導内容には記載がなく、また、文部科学省から通知等も発出されていないため、特段、現段階での指導は実施していないとのことでございます。

 なお、町といたしましては、現代の暮らしの中において拡大・多様化する電波利用により生じる不安や疑問を少しでも解消できるよう、町民の皆さまへの正しくわかりやすい情報提供を検討してまいります。