意見・提言

 令和4年6月の雹害で、消防団が出動していたのでしょうか。台風の際は確認パトロール等を行っていたと思います。役場の管轄ではないかもしれませんが、要望はしたのでしょうか。窓ガラスが割れて手伝って欲しいお年寄りもいたと思います。

 議会でも、色々議題を出して話し合いをしていますが、本当に町民の意見や課題なのか疑問があります。このような状況下だからこそ、改革を含めた町政、活動を期待しています。

返事

 消防団は、火災などの災害から、町民の生命、身体、財産を保護するための活動を行うこととされており、主に災害防除や被害の軽減、避難誘導など、町民の安心と安全を守る活動を行います。令和元年東日本台風(台風第19号)の際には、町からの避難情報の発令に合わせ、消防車両を活用しての避難誘導や町内の警戒を依頼し、倒木の除去による道路啓開なども実施していただきました。

  この度の降ひょうでは、発災後すぐに職員を参集させ、町道に体積したひょうの撤去などを行ったほか、ブルーシートや段ボールの配布を、町民ホールで行いました。今回の降雨及び降ひょうでは、災害対応体制の基準となる大雨警報の発令もなかったことから、消防団に依頼することなく、職員のみで対応することとさせていただきました。一方で、地域を代表する区長さんや民生委員さんには連絡網を活用し、お困りの方に必要な支援が行き渡るよう、連携を図っております。

 ご指摘をいただいております、お年寄りの方への対応についてでございますが、町や上里町社会福祉協議会では、ひとり暮らしで障害や介護等の理由により、降ひょう被害により窓ガラス等の破損した後片づけをご自身で行えない方からの相談を受け付けており、令和4年6月22日現在、16件の個別対応をさせていただいたところでございます。

 相談窓口の周知として、6月2日に上里町社会福祉協議会のホームページ上に、「降ひょうによる片付け相談」についての記事を掲載したほか、6月4日には、同記事を上里町ホームページからも閲覧できるように連携を図っております。

 また、6月10日に、「降ひょう被害に伴う町の対応について」のチラシを毎戸配布し、相談窓口の周知をさせていただいたところございます。

 なお、上里町議会からは、早急な災害対応や被災された方のくらし、財産を守るための全5項目にわたる要望書をいただいており、現在関係団体と連携を図りながら取り組んでおります。

 いただきました意見を参考に、今後も、災害の程度や態様に応じて、消防団を含む関係機関や区長会、民生委員・児童委員連絡協議会とも連携した対応を徹底してまいりたいと考えております。