国民保護とは

 外敵から我が国に対する武力攻撃(ミサイル等による攻撃)があったときに、国民の生命、身体及び財産を保護し、武力攻撃に伴う被害を最小に抑えるため、国、都道府県、市町村等が相互に連携し、住民の避難や救援処置を行うことをいいます。

 

国民保護計画

 国民保護計画とは、武力攻撃や大規模テロ等が発生した場合に、避難や救援などの国民保護に関する措置を実施することで、町民の生命、身体及び財産を保護し、町民生活等への影響を最小とするために必要な事項をあらかじめ定めた計画です。

 この計画は、平成16年9月に施行された「武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律(国民保護法)に基づき、市町村等に策定が義務づけられています。

 

上里町国民保護計画

 国民保護法の規定により、国が国民保護計画作成の基準となる「国民の保護に関する基本指針」を定め、これに基づいて埼玉県が「国民保護に関する埼玉県計画」を作成し、その埼玉県計画に基づいて市町村は計画を策定します。

 上里町では、平成18年10月に「上里町国民保護計画」を策定しました。

 その後、国の基本方針が平成29年12月に変更され、これを受けて埼玉県計画が平成30年12月に変更されたことから、令和2年6月、「上里町国民保護計画」を一部変更しました。

 変更に当たっては、「上里町国民保護協議会」への諮問及び埼玉県との協議を経て、パブリックコメントを実施しました。

 

 上里町国民保護計画     上里町国民保護計画 .pdf   

 新旧対照表         新旧対照表.pdf

 

 【参考】

 国民の保護に関する基本指針 http://www.kokuminhogo.go.jp/pdf/291219shishin.pdf

 国民保護に関する埼玉県計画 https://www.pref.saitama.lg.jp/a0401/documents/keikaku.pdf

避難実施要領パターン

 国民保護法では、武力攻撃事態等が発生した場合、市町村長は、国、県、関係機関と連携し住民の避難を円滑に行うため、避難経路や避難方法等を定めた「避難実施要領」を作成し、住民に伝達することとされています。

 避難実施要領の作成は、事態発生から短時間で、様々な機関と調整しながら作成しなければなりません。
 そのため、平時からあらかじめ複数のパターンで避難実施要領を作成し、迅速に避難実施要領が作成できるよう準備しておく必要があります。

 町では、国民の保護に関する基本方針(平成17年3月25日閣議決定)及び上里町国民保護計画に基づき、次のとおり避難実施要領パターンを作成しました。

 

 上里町国民保護計画避難実施要領パターン.pdf

弾道ミサイル落下時の行動について

 弾道ミサイルは、発射からわずか10分もしないうちに到達する可能性があり、私たちの生活に大きな影響を及ぼす脅威となっています。

 弾道ミサイルが日本に落下する可能性がある場合には、国からの情報を瞬時に伝える「Jアラート」を活用して、防災行政無線で特別なサイレンとともにメッセージを流すほか、緊急速報メール等により緊急情報をお知らせします。

 

 弾道ミサイル落下時の行動について(国民保護ポータルサイト)

 

 弾道ミサイルは、極めて短時間で着弾することが予想されるため、状況に応じて速やかに避難行動を取る必要があります。 

 

 【屋外にいる場合】 近くの堅牢な建物の中に避難する。

 【建物がない場合】 物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守る。

 【屋内にいる場合】 窓から離れるか、窓のない部屋に移動する。

 

 弾道ミサイル落下時における避難の必要性について(国民保護ポータルサイト)

 

 大規模災害発生時に準じ、まずは身の安全を確保するとともに、国や県、町が発信する情報の取得に努め、慌てずに落ち着いて行動してください。

 

 落下時の行動に関するQ&A(国民保護ポータルサイト)

 

 Jアラートによる弾道ミサイル情報の伝達に関するQ&A(国民保護ポータルサイト)

訓練

 国と地方公共団体の共同訓練

1.内容

 弾道ミサイルを想定した住民避難訓練

2.日時

 令和5年12月19日(火曜)14:40~14:50(予定)

3.場所

 上里町立神保原小学校

4.目的

 国民保護法第42条第1項に基づき、「上里町国民保護計画」で定めるところにより、国、県と共同で訓練を実施し、国民保護事案に対する住民の理解促進を図ることを目的としています。

 なお、今回の訓練を神保原小学校で行うことには、次のような意図があります。

 まず、未来の上里町を担う子供たちには、何より平和の大切さをしっかりと理解してほしいということ。そのため、訓練を行う前に子供たちの発達段階に応じて、平和について学ぶ授業を全学年で行います。

 その上で、万一、ミサイルが飛来した際には、自分で命を守る行動をとってほしいということです。本ホームページや関連ページ内でも紹介されていますが、いざという時に取るべき行動を学ぶ必要があると考えます。

 命は何物にも代えられません。自分の命はもちろん、他者の命も尊重し、大切にできる人に育っていただくことを願います。

 

※校内で実施するため、一般の方はご参加できません。

※自然災害の発生等により、訓練実施が困難と判断した場合には、中止する場合があります。