意見・提言

 上里町もタクシー補助事業が始まったことに「ホッ」としたところですが、補助を受けるにはかなりの条件がついています。単身者または満65歳以上の方のみで構成する世帯に属している方でなければ使用できない。これではいつまでたっても免許の返納はできません。

 他の町では、45,000円(90枚)分の利用券が交付されます。それも、条件(対象者)は「運転免許証の交付を受けていない40歳以上」だけです。高い住民税を納めているのに不平等です。若い人と同居していても、いつも一緒に出かけることなんてできません。

 こむぎっち号が運行しているからでしょうか?「コミュニティバスを運行しているから、それを利用しろ」というのは、あまりにも現実を無視していないでしょうか。「人間ドッグ」の補助金も他の町と額が大幅に違います。

 今のところ、運転しているので何とかなっていますが、これからの先のことを考えると不安で、なぜ上里町に引っ越してきたんだろうと悔やまれます。

  タクシー利用助成の条件を撤廃してください。高齢化がますます広がります。高齢者はどうやって生きていけばいいのでしょうか。見かけだけのサポートでごまかざす、真剣に取り組んでください。長生きすることがどんなに大変か、目先のことばかりでなく、先を見据えた政治を行ってください。

返事

 高齢化が進んでいく中で、今後の生活に不安を抱かれていることと拝察いたします。
 上里町では、移動が困難な要支援・要介護認定を受けた高齢者の方々の外出を支援し、社会参加を促すため、タクシー利用料の補助を行う高齢者お出かけサポート事業を実施しております。
 高齢者お出かけサポート事業には、町民の皆様よりさまざまなご意見をいただいております。少しでも利用しやすいよう、今年度よりタクシー券の枚数を24枚から28枚とし、一回に利用できる枚数も1枚から2枚へ増やしたところでございます。
 引き続き、近隣の市町の状況や、町民の皆様からのご意見等を参考にさせていただき、高齢者の皆様の経済的負担の軽減や健康に配慮した支援策について検討してまいります。

 また、現在、上里町で運行しております「こむぎっち号」は町の中央を走る「中央ルート」を残し、令和7年3月に北部と南部を走る支線ルートを廃止し、令和7年度より新たにデマンド交通の導入を予定しております。
 デマンド交通は、少ない需要に対し柔軟な運用が可能であり、不特定多数の方の日常的な移動手段として利用可能でタクシーより安価な交通サービスとなります。また、停留所の数も現在の2倍以上の設置を予定しております。
 現在、令和7年4月からの開始に向け準備を進めております。準備が整いましたら、広報かみさと等で周知するとともに、利用者向け住民説明会の開催も実施していきたいと考えております。
 今後も、皆様のご意見を伺い、持続可能な地域公共交通を実現していくため、交通サービスの充実を図って参りたいと考えておりますので、お気付きの点等がございましたらご意見を賜りますようお願い申し上げます。

 上里町に住んでよかった、そう思える町づくりを進めていきたいと思います。