「クビアカツヤカミキリ」にご注意ください
クビアカツヤカミキリとは
中国大陸原産の体長3cm~4cm程度の光沢のある黒色のカミキリで、胸部(クビ)が赤色になっていることが特徴です。本来、日本には生息しないカミキリですが、平成25年以降、埼玉県内でも確認され、上里町でも令和2年度に初めてクビアカツヤカミキリの被害を確認しました。
クビアカツヤカミキリは、平成30年1月に特定外来生物として指定され、飼養、運搬、譲渡、販売等が規制されています。

クビアカツヤカミキリの写真 メス(左)、オス(右)
提供:埼玉県環境科学国際センター
クビアカツヤカミキリの危害
人への危害はありませんが、幼虫がサクラ、ウメ、モモ、ナシなどバラ科の樹木につくと、
樹幹内を食害し、衰弱・枯死させます。幼虫が樹木についた場合、生木部分を摂食し、木くずとフンが混じった「フラス」を出しながら2年から3年かけて成虫になります。

フラスの写真(左)と幼虫がついた樹木の写真(右)
提供:埼玉県環境科学国際センター
防除の方法
成虫の駆除
成虫を発見した場合は、他の地域への拡散を防ぐため、速やかに捕殺してください。
フラスや侵入口を見つけたら
侵入口のフラスを竹串や千枚通しなど細いもので取り除き、針金等で幼虫を刺殺するか、ノズルを用いて農薬を噴射することで、樹木の内部にいる幼虫を駆除します。使用する際は、該当製品の使用方法を確認してください。
クビアカツヤカミキリのフラスや成虫を見つけた場合は、拡散を防ぐため、その場で速やかに捕殺するとともに、くらし安全課生活環境係までご報告くだるよう、ご協力をお願いします。また、可能な範囲で写真等の記録もお願いします。
クビアカツヤカミキリの生態や対処法・県内での発生状況については、下記をご覧ください。
埼玉県ホームページ「クビアカツヤカミキリについて」
埼玉県環境科学国際センター「クビアカツヤカミキリ情報」