上里サービスエリア周辺地区について
本町は、埼玉県の北西部の最北端に位置し、町を東西に関越自動車道が横断しており、関越自動車道「上里サービスエリア(以下、上里SA)」は、埼玉県の北の玄関口として1日約2万人の利用者がある全国的にも利用率の高いサービスエリア施設となっています。
上里SAの周辺地区の活用計画については、地元農家を中心にした研究会活動と平行して、地域情報・物産センターや商業・飲食集積施設等の導入が考えられるハイウェイフロントゾーンについて、土地改良事業によって生み出される非農用地の有効活用を軸に、上里SA周辺地域活性化を図るべく、平成5年より検討が進められてきました。
平成23年からは具体的にこの地域資源である上里SAを地域振興に活用し、上里SAが持ち合わせたポテンシャルを最大限活用し更なる地域振興を図ることを目的に、関越自動車道上り線側に産業団地や農村活性化施設(物産館、農産物直売所等)、下り線側を産業団地とし、関越自動車道との連結接続方法として上下線にそれぞれスマートICを整備する「上里サービスエリア周辺地区整備事業(以下「周辺地区整備事業」という。)」に着手してきました。
平成25年より周辺地区産業団地の分譲を開始し、平成28年3月には全5区画が完売となり、今日では下り線側の一部と上り線側の全区画において民間事業者が操業を開始しています。
平成27年12月20日には、上里スマートインターチェンジ(以下、上里スマートIC)が開通し、平成29年11月には、農村活性化施設である農村公園「アグリパーク上里」が民間資金の活用によって整備、オープンし、今後更に発展が期待される地区となっています。

上里サービスエリア
上信越自動車道と北関東自動車道から関越自動車道に合流し東京方面に向かうと最初のサービスエリアということもあって、群馬県、長野県、新潟県、栃木県など、ご当地埼玉県以外のグルメやお土産が楽しめるエリアです。

上里サービスエリアの詳細については、NEXCO東日本のホームページをご覧ください。
関越自動車道 上里サービスエリア(NEXCO東日本 ドラぷら)
上里スマートインターチェンジ
平成27年12月、関越自動車道・上里サービスエリアに連結する「上里スマートインターチェンジ」がオープンしました。
上里スマートICは、東京方面(上り線)・新潟方面(下り線)がともに乗り降りできるスマートICで、ETC車載器を搭載したすべての車種(全長12m以下の車両)がご利用いただけます。

上里スマートICの詳細については、NEXCO東日本のホームページをご覧ください。
上里スマートIC いよいよオープン(NEXCO東日本)
上里スマートIC整備事業、これまでの経緯等については下記のページをご覧ください。
上里スマートインターチェンジ(上里町 まち整備課)
上里サービスエリア周辺地区産業団地
平成25年より周辺地区産業団地の分譲を開始し、平成28年3月には全5区画が完売となり、今日では下り線側の一部と上り線側の全区画において民間事業者が操業を開始しています。特に上り線側は、食品工場が集積し、いずれも直売所店舗やレストランを備えるなど、工場見学から食事・買い物までを楽しむことができます。
また、平成29年11月には、農村活性化施設である農村公園「アグリパーク上里」がオープンし、上里産の地場野菜や特産品の販売の他、フードコートでは美味しいグルメも楽しめます。

アグリパーク上里の詳細については、JA埼玉ひびきの農業協同組合のホームページをご覧ください。
アグリパーク上里(Happy 上里館)
上里サービスエリア周辺地区整備事業について
上里スマートICを含む上里SA並びに周辺産業団地・農村公園等を中心とした「上里サービスエリア周辺地区」については、町の最上位計画である「第5次上里町総合振興計画」やまちづくりの方向を定める「上里町都市計画マスタープラン」など様々な計画において、地区の重要性やポテンシャルを認識し、新産業の創出やサービス産業を活性化させることはもとより町の都市力や魅力を向上させることにより、町全体の発展を担う重要拠点として位置付けています。
町の様々な計画において位置付けられた「上里サービスエリア周辺地区」に関わる取組の具体化と実現を目指し、令和元年6月に『「上里サービスエリア周辺地区」の整備方針』を作成し、地区全体の将来構想とゾーニングなどについて決定しました。
【全体版】「上里サービスエリア周辺地区」の整備方針.pdf(4022KB)
【概要版】「上里サービスエリア周辺地区」の整備方針.pdf(3530KB)
全体構想とゾーニング
「上里サービスエリア周辺地区」では、町民と来訪者との交流エリアを設け、地元産物の販売促進とイベントなどによる農業・観光振興を推進し、スマートインターチェンジによるアクセス性を活かした工業系土地利用を図り、「人・もの・仕事が充実した拠点」「本町の中心的な観光拠点」の形成を目指します。
構想の実現に向け、親水性のある新たなレクリエーション拠点整備を推進する「水辺ゾーン」、観光農業・体験農園を推進する「農業体験ゾーン」、多彩な集客イベントの実施と町有地等の活用による公園整備を推進する「公園ゾーン」の3つのゾーンに分け、整備計画の具体化と土地利用の誘導を図ります。


各ゾーンの構想
公園ゾーン
多彩な集客イベントの実施と町有地等の活用による公園整備を検討します。周辺地区事業者が操業する中心地に位置することからも、企業と連携したイベント開催等、用途を踏まえた整備を検討します。
参考:多彩な集客イベントに活用できる広場・公園、ライトアップ、噴水、音楽演奏 等
農業体験ゾーン
多くの農家をはじめ関係機関の理解を協力を得ながら、観光農業や体験農園など新たな取り組みを推進します。また、周辺地区民間企業と連携して多種多様なイベント等を開催することにより、高速道路を利用する多くの人の目に入り、効果的な宣伝及び集客を見込みます。
参考:収穫体験などが楽しめる体験農園、果樹狩りなどの観光農業、花公園、マルシェ 等
水辺ゾーン
地域資源などを活かし、河川空間とまち空間が融合する空間形成や、身近な自然に安全に楽しく触れられる自然体験・環境学習の場の検討も含め、地域住民も来訪者も楽しめる親水性のある新たなレクリエーション拠点の整備を検討します。
参考:水辺の楽校、かわまちづくり、バーベキューサイト、サイクリングロード、花公園 等