意見・提言

 自宅の敷地や道路に犬猫の糞が放置されたり、猫に車を引っかかれたり大変迷惑しています。
 飼い犬が散歩前に自宅でトイレをするように躾ける。この犬の躾は飼い主の責任です。粗相したときの糞の持ち帰りはその次です。
 多くの飼い主は躾けて持ち帰っていますが、犬の飼い主へ、町の狂犬病予防注射の際にしっかり知らせてほしい。

 また、猫は家で飼い、野良猫には餌をやらないようにしてほしい。野良猫に餌をやるのは無責任です。

 

返事

 飼い主もペットも地域社会のルールの中で暮らしている以上、自分勝手な行動は許されないと思っております。ぺットが嫌われる理由のほとんどは、動物によるものではなく、飼い主のマナーが悪いことが原因です。

 地域社会の中には、動物が嫌いな方や恐怖心を持っている方、動物に対しアレルギーを持つ方もいます。放し飼いは、ペットの飛び出しによる交通事故や咬みつき事故等、人も動物も怪我をする危険があります。

 公共の場所や個人の敷地に排泄物が放置されているのは誰にとっても不快なだけでなく、衛生上も問題があります。また、飼い主が気付いていてなくても、鳴き声や毛の飛散、排泄物の匂いなどを迷惑に感じている人もいます。日頃から周囲への人々への配慮が必要だと思っております。

 猫を屋外で飼育すると感染症や交通事故、迷子や予期せぬ繁殖、近所からの糞尿被害や花壇や畑を荒らすなどの苦情が多く発生しますので、猫は室内で飼うべきだと思っております。また、野良猫に、可哀想という気持ちだけで餌を与えつづけると、近隣や地域に迷惑を及ぼすほど数を増やしてしまいます。

 

 当町では、狂犬病予防注射の際にパンフレットや排泄物回収袋を配布したり、広報誌や町ホームページを通じて犬や猫の適正飼育のお願いしております。また、担当課では「ふんは飼い主が持ち帰りましょう!」等の啓発看板を用意し、必要に応じて掲示しております。

 猫の飼育方法につきましても、町ホームページに「人と猫が共生するために」という記事を掲載し、野良猫にはむやみにエサをやらない、猫は室内で飼うようにすることなどの啓発を行っております。また、野良猫を増やさないために、平成30から「飼い主のいない猫の不妊・去勢手術補助制度」を導入し、地域住民のご協力により野良猫の繁殖制限の取組を実施しております。

 

 多くの飼い主さんにマナーを守っていただいていると思っておりますが、時々、担当課に苦情や相談が寄せられているのも事実でございます。

 町といたしましては、人と動物が良好な関係を保ち共生していくために先進自治体の状況等を調査・研究し、飼い主のマナー向上の取組を進めたいと考えておりますので、ご理解、ご協力を賜りますようお願いいたします。

 また、啓発看板を役場の窓口でも配布しておりますので、必要な場合は「くらし安全課」にお立ち寄りいただければと思います。