意見・提言

  まちおこしと将来の上里町発展のため、児玉郡上里町の県境付近を日本の令和の経済発展の起爆剤となる空港の候補地として推薦します。
 充分な騒音対策と潤滑な補助金を、地域住民のすべてにメリットとなる理念を新たな住民参加型経済スキームの上に構築し、上里町の爆発的発展の契機とすることを提言いたします。

上里空港が上武地域の新空港候補地として最適である理由

  1. この付近は 何もない田園地帯が1,000ヘクタールあり、移転を要する企業や建築物が極めて少ない。
    4,000メートル級滑走路が3本くらい作れる用地がすぐに確保できます。

  2. 10キロ南には上越新幹線本庄早稲田駅、関越高速本庄児玉インターが隣接し東京からも1時間でアクセスでき、その周囲にも広大な敷地がある。

  3. 10月~3月は安定した北西風(からっ風)NNE4~7mが吹くことが多く、向かい風で揚力を発生しやすく大型旅客機の離発着に効率的といわれる10ノットと一致し、航空運行上安全で効率的です。

  4. 天候も日本有数の晴天率で、安定した内陸性気候でほとんど霧が出ません。南50キロの秩父山系、北側30キロの赤城山系にかこまれ、台風被害が出た記録は皆無で異常気象もまったくみられません。

  5. 津波がくることはなく、平地で穏やかな深谷断層帯からも離れて、近隣の利根川もここ50年間氾濫の歴史が無く、天災や災害がない安全な地域です。地盤も関東ローム層を基盤に、きわめて安定しています。

  6. 利根川、烏川の広大な河川敷に接しており、また、これを一部法改正と土木工事により利用することで、住居地から距離を確保し、騒音被害を最小限にしうる配置が可能である。

    以上、すべて空港に最高の地政学的条件が整っており、東京からの首都機能の遷都も可能なポテンシャルがあり、理想的な場所です。
    重要なのはすべての住民にメリットとなる経済的スキームを提示し、十分な住民の理解と同意を得て、歴史に残る官民一体となった手続きを踏み、決して成田闘争のような禍根を残さないことです。

返事

 新聞報道にもありましたように、埼玉県と群馬県の県境に空港整備の構想がございます。現在、この県境地域10市町が参加する「上武連携構想」が発足しており、広域連携による振興策や経済圏としての発展を目指し、意見交換会や勉強会を重ねているところでございます。
 ご提案のとおり、上里町と古くから繋がりの深い「上武」と呼ばれるこのポテンシャルの高い地域に空港が誘致できれば、まさに経済発展の大きな起爆剤となることが期待されます。
 さらに、元日に発生した能登半島地震の状況を踏まえますと、万一、首都直下型地震があった際には、防災面からも羽田空港を補完する内陸部の空港が必要であり、この点からも当地域の優位性が高いものと考えます。
 一方で、構想の実現に向けては、空港を取り巻く規制や手法、住民理解の醸成といった諸課題があります。県境を越えた関連市町がしっかりと手を携え、防災・減災のみならず医療や物流など幅広い視点で議論を重ねてまいります。
 引き続きご理解・ご協力を賜りますようお願いいたします。