意見・提言

  2023年9月号の広報かみさとの3ページに『ウクライナに栄光あれ』を流していると書いてあり、上里町にはがっかりしました。
 なぜ、戦争をしている国を褒め称えるような曲を流すのでしょうか。しかもこの戦争はウクライナ側から仕掛けたと言われています。
 日本は先の戦争で敗戦しました。そして今も戦争をしてはいけないと子ども達に教えています。なのになぜ、戦争をしている、しかも片方に贔屓(ひいき)するような選曲なのでしょうか。
 先月幼い子どもに「サイレンの曲はなんの曲?」と聞かれましたが、聞いたことがない曲だったので答えられませんでした。その時は、ウクライナの曲と知らなかったので。でも答えを知らなくてよかったです。なぜなら、この曲を流す理由が私には理解できないので、子供に問われた時に説明できないからです。
 日本には古き良き民謡や歌がたくさんあるのに、なぜウクライナの曲を起用したのか理解できません。
 日本の四季折々の美しい曲ではいけないのでしょうか。
 サイレンの曲を変えていただきたいです。

 

返事

 防災行政無線は、町民の生命、身体及び財産を脅かす火災や水害等の災害情報、事件等の犯罪情報等について放送しています。毎日夕方に放送している音楽は、無線の動作確認を兼ねてチャイム放送として流しているものです。
 現在、チャイム放送で流している音楽は、町の広報大使を務めているシンガーソングライターТAОN(タオン)さんによるもので、平和を願って作られた「ウクライナに栄光あれ~ウクライナとともに~」という曲です。
 TAONさんは、今年2月に上里町へ駐日ウクライナ全権大使をお迎えし開催した「平和への思いをつむぐ町民のつどい」でも、この曲を披露しています。詳細につきましては、広報かみさと4月号の記事もご覧いただければと存じます。
 このようなご縁もあり、上里町から平和への願いを広めたいという思いを込めまして、4月のチャイム放送の時間の切替に合わせて、今回はこの曲を選びました。特定の国や地域のためにということではなく、笑顔があふれる平和な世界を望み、祈るという気持ちを込めて流させていただいています。
 チャイム放送の時間の切替は4月と10月の年2回行っており、この際に、併せて選曲の検討も行っております。毎日、町内全域に流れることとなるため、これまでと同様に、より多くの皆様に親しみを持っていただけるものにしていきたいと考えておりますので、ご理解くださいますようお願いいたします。