意見・提言

 私は、早期のLGBT法案の可決や、異次元の少子化対策と銘打った中身のない内容、そして対応の遅さなど、昨今の政治家に憤りを感じている30代の主婦です。

 移民問題についてお聞きします。日本国内で外国人の犯罪が加速している中、移民問題に関して町長や政府はどう対応しようとお考えでしょうか。上里町でも外国人を受け入れるおつもりでしょうか。

 
 次に、LGBT法案が可決してしまった場合、盗撮や性犯罪が増えることは間違いありません。
 現在男女別で分かれている更衣室がある施設やショッピングセンターのトイレ内まで、自宅以外の外出はずっと気を張って、幼い子供にもお出かけ等を我慢をさせて生活しなくてはならないのでしょうか。
 まちがいなく外出や外食する家族が減りますし、経済もさらに不安定になり、日本に活気がなくなります。
 女性には子供を産め、子育てもして家事をしろ。そして働け。女性に求めることが多すぎる感じています。

  • 共働きでなくても十分な可処分所得
  • 子供の数による減税(年少扶養控除)
  • 所得制限撤廃
  • 配偶者控除の壁の上限を上げてママにはできる範囲でパートタイマーとして労働力になってもらう

    上記のような対策をしないと少子化対策にならないのではないでしょうか。

返事

 まず、移民問題についてですが、この問題を考える場合、大きく「移民の受け入れ」と「多文化共生」の二つに分けられます。前者については、国策であると考えておりますので、町として、引き続き国の動向を注視してまいります。
 一方で、町として取り組むべきことは、人種・民族・国籍の違いを越え、お互いに尊重しあう多文化共生のまちづくりを進めていくことだと存じます。習慣、制度、文化等の違いから、様々な分野で課題がありますが、移民である外国人も地域社会の一員として共存共栄できるまちづくりを推進していければと考えています。

 次に、「女性が求められることが多すぎる」についてですが、男女共同参画社会基本法第2条でも男女共同参画社会とは、「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会」と提唱されています。
 しかしながら、性別による役割分担意識は、いまだに根強く残っております。男女がともにいきいきと暮らすことができる社会の実現のため、男女共同参画の意識形成を目的とした啓発が重要となります。
 上里町では、男女共同参画推進プランを策定し、この計画に沿って啓発活動等を行い、男女がそれぞれの個性と能力を認めあい、尊重しあえるような男女共同参画社会の実現を目指していきたいと考えております。

 最後に「少子化対策」についてですが、町では、子育て支援策を強化することで少子化対策を行っておりますが、少子化にはもっと大胆な政策が必要であるという意見も多くあると思います。
 第2期上里町まち・ひと・しごと創生総合戦略におけるアンケートによると、多くの人にとって、理想の子どもの数よりも少ない子どもしか持てておらず、理想の子どもの数を実現する上で妨げとなることとして、「子育てや教育にお金がかかりすぎる」と7割弱の方が回答しています。
 ご指摘のように、共働きではない世帯が十分な可処分所得を得ることや、現在国で検討されている児童手当の所得制限の撤廃や配偶者控除の上限を上げることが実現されれば、少子化対策につながるものと考えます。町といたしましては、引き続き国の動向を注視しながら、町ができる少子化対策、子育て支援を実施してまいります。
 なお、町では「こむぎっち子育て10のサポート」を掲げ、出産祝品や祝金の拡充、育メンサポートなど新たな取り組みもスタートさせており、子育て世代の親子を支える子育て支援についても更なる充実を進めてまいります。