意見・提言

 9月4日のお昼前、東小学校付近の歩道を歩いていたところ、部活動帰りと思われる中学生が運転する自転車が正面から突っ込んできました。
 幸いにも直前で回避できたため怪我には至りませんでしたが、中学生は会話に夢中になっていて歩行者の存在に気が付くのが遅れたと考えられます。並走しないこと、会話に夢中になりすぎて周囲への注意が疎かにならないよう、学校でも指導していただきたいところです。
 そして今回の事象を受けての要望です。
 最近では、自転車の運転についてルールの厳格化、罰則化がされています。それにも関わらず、大人・子供も関係なく改善は見られていないと考えます。大人は大半が運転免許証を所持しているにも関わらず、この有り様は情けない限りでありますが、子供については何かしら教育が必要です。
 そこで、児童・生徒については町独自で学校の学習カリキュラムとして組み込むことを提言します。しかしながら、教員の指導となると負担もあることから、専門である警察署や教習所に協力をしていただくのが良いのではないでしょうか。
 事故を起こした結果、身体的にも経済的にも家庭に重くのしかかることであることを認知させるべきです。

 今回は小中学生に対して意見を述べさせていただきましたが、当然それ以外への年代への指導・周知は必要と考えます。

返事

 今回いただいたお手紙から、中学生が運転する自転車と衝突する可能性がある事案について伺い知ることができました。今回は直前で回避できたようですが、一歩間違えれば、大きな事故につながっていたかもしれません。
 今回の事案を受け、上里町教育委員会から、中学校における自転車の乗り方について改めて指導するとの報告を受けております。

 また、上里町では、小学校段階での自転車の運転についての教育も必要であると考え、各小学校において安全教育の一環としての取組を行っています。警察の方をゲストティーチャーとして迎え、小学4年生を対象とした自転車免許試験を実施し、講習会後に免許証を配布しているほか、小学3・4・5・6年向けに、自転車運転者としての交通安全教室を年1回実施しております。
 今後も警察等と連携しながら、具体的な事例をもとに、自転車の乗り方について指導してまいります。