4月10日㈰、神保原駅北まちづくり第1回町民ワークショップ〜駅北を歩こう〜が開催されました。
 コンパクトで持続可能なまちづくりを進めるうえで、どんな施設が必要なのか、賑わいを生み出す仕掛けをどうつくるのか、町民の皆さまと一緒に考えて行く取り組みです。
 今回は、中学生、子育て世代そして50代から70代まで21名の方々が参加してくださいました。知っているつもりになっているかも知れない駅北をもう一度歩いてみようという趣旨で、4班に分かれ自分の足で1・7キロほどを歩いてもらいました。駅北口から17号に向かう停車場線(県道)、大型商業施設(製糸工場)跡地、中山道、安盛寺などを順に巡り、お寺の境内にある蚕影(こかげ)神社や駅と製糸工場を結んでいたトロッコ線跡にも立ち寄り、上里の近代を支えた養蚕と製糸業の歴史も
確認したとのことです。
 その後、班ごとに意見を発表してもらいました。「駅の周りがバリアフリーになっておらず、南北自由通路にエレベーターもなくお年寄りや子育てには不便」「停車場線は狭く、歩道もなく、クランクがあるため子供たちにとって危険」「駅通りにはお店がなく、休憩するところも楽しめる場所もない」といった意見が出された一方、「生糸で発展してきた歴史をまちづく
りの種にできないか」「お寺や神社に緑もある、伝統×おしゃれ×おもしろいという掛け算で多世代が憩えるまちがつくれるのではないか」「大型商業施設(製糸工場)跡地が空き地のままではもったいない」といった意見も出されたそうです。
 年代も経験も異なる方々が、お互いの観察や意見を認め合いながら、まちづくりをわが事として考えていただいていることが印象強く伝わってきました。
 次回は5月15日㈰、テーマは、「将来の駅北にどんな暮らしがあり、どんな人たちが行き来するようになるのか想像してみよう」です。まちづくりびとのイマジネーション、今から楽しみにしております