令和7年のお正月にふさわしい話題として、魅力的な「かるた」をご紹介いたします。
さて、皆さんは西﨑キクさんをご存じですか。彼女は、もともと上里町出身の小学校教員で、まさに「教壇から大空へ」翼を広げ、海外飛行をした日本人初の女性水上飛行士です。
その功績により国際航空連盟から、ハーモン・トロフィー賞と終身会員証を受章しました。大西洋横断無着陸飛行に成功したリンドバーグや、初の月面着陸を果たしたアポロ宇宙飛行士たちと並んで、航空史上に輝かしい足跡を残しています。
「たった一度の人生だから」を胸に、自分の夢や希望を次々と実現させ、男性社会の真っ只中で一人の人間として生き抜き、日本初の水上・陸上両飛行士の免許を取得しました。その後も、教師をしながら当時の七本木村で農業に専念する一方で、社会教育指導員としても活躍しました。
波乱に満ちたわが町の偉人・西﨑キクさんの生涯を、上里町アドバイザー紙芝居部の皆さんが、昨年の8月、「かるた」にしてくれました。
かるたを楽しみながら、貴重な人生を強い意志で歩み続けた女性の姿を思いだしていただければ幸いです。
【西﨑キク「海外渡航90周年記念」特別展を開催】
「大空と大地を駆けぬけた生涯をたどる」と題して左記の日程で開催いたします。詳細は、この広報の最終ページをご覧ください。大勢のご参加をお待ち申し上げます。
会場:上里町役場町民ホール
期間:1月17日㈮〜27日㈪ 午前9時〜午後5時