10月13日㈰、町民体育館・多目的スポーツホールを会場に、自らの体力を把握し、日々の運動習慣へとつなげるイベントが行われました。対象は、成人(20歳〜64歳)と高齢者(65歳〜79歳)で、約40名の方が参加しました。共通種目と年齢層による種目があり、いずれも、スポーツ庁発行の「新体力テスト実施要領」に基づいて実施されました。

【共通】握力、上体起こし、長座体前屈
【成人】反復横とび、20mシャトルラン、立ち幅とび
【高齢者】開眼片足立ち、10m障害物歩行、6分間歩行

 ちなみに、私のテスト結果は、(1)握力:32kg、(2)上体起こし:18回、(3)長座体前屈:32cm、(4)開眼片足立ち:37秒、(5)10m障害物歩行:6.90秒、(6)6分間歩行:590mで、5段階総合評価の「B」となりました。

 さて、10月にスポーツ庁から公表された、昨年度の体力・運動能力調査の結果によると、30〜40代女性の体力は過去25年間で最低水準を記録。週1日以上運動する割合も3〜4割と低かったようです。同庁担当者は、この年代の女性は仕事や家事の負担が重なり、運動する時間が確保しづらい可能性があるとしています。国の第3期スポーツ計画では、働く世代や子育て世代のスポーツ実施率向上に向け、自治体や企業に環境整備を求めています。

 一方、運動による健康づくりに詳しい同志社大の石井好二郎教授は、「女性は痩せ型で骨格筋が少ない人が多く、年齢とともに体力低下が表面化する」と指摘します。石井氏が普段運動しない人に推奨するのは、今より10分多く体を動かす「+10(プラステン)」の考えです。運動は継続が大切で小さなことからはじめるべきです。最も気軽に取り組めるのは歩くことで、10分の歩行が、約1000歩に相当します。職場では、他の階のトイレを利用するなど、歩く時間を少しずつ増やすのがコツだそうです。私も、公務の合間を利用して体力向上に努めますので、町民の皆さまもぜひ、健康づくりにご留意ください。