新緑の下を駆け抜けていく小さな体に、真新しいランドセルがまぶしい季節となりました。その姿に目を細めつつも、気になるデータがあります。
警察庁の分析によると、4月から6月にかけて、歩行中の小学生の交通事故が増えているそうです。年齢別では新しい環境に慣れ始めることで親の手元を離れ、行動範囲が広がる時期である1、2年生にあたる7歳が多く、特に下校時に事故が多いとのことです。
埼玉県では5月に、下校中の小学生の列に車が飛び込む事故がありました。また、大阪市で7人の児童が、故意にはねられた事件は記憶に新しいところです。道路は危険がいっぱいです。春になると、道路交通環境に不慣れな新入学児童等が道路を利用します。車を運転されるドライバーの皆さま、子どもたちを見守っていただき「おもいやり運転」をお願いいたします。
また、子どもの交通安全は、日常の家庭生活において考えることが大切です。毎日、子どもとふれあっている保護者の皆さまは、交通安全の良き指導者です。
家庭内で交通安全教育を実施し、「家族全員で子どもを交通事故から守る」という自覚を持ち、交通ルールを順守し、交通事故に遭わないように気を付けましょう。
【習慣にしましょう「4つの約束」】
(1)止まる
道路を渡る前に、必ず止まりましょう
(2)見る
飛び出しは大変危険です。右・左の安全をよく見て確かめましょう
(3)待つ
右・左の信号が赤になっても、前の信号が青になるまで待ちましょう
(4)確かめる
渡るときは、もう一度、車やバイクが来ないか確かめましょう

▲【出典:埼玉県警察ホームページ】