台風19号で亡くなられた方、被災された方に弔意とお見舞いを申し上げます。早い復旧・復興をご祈念申し上げます。
 上里町では、関係機関および多くの町民の皆さまのご協力により、被害を最小限に食い止めることができたと考えております。
 台風19号は近年経験したことがない大型の台風であることから、土嚢作成などの事前準備を実施しました。台風接近の当日10 月12日㈯、午前8時に警戒体制を敷き、午前9時に自主避難所を開設(5か所)しました。最終的には9か所の避難所を開設し、ピーク時の避難者数は約830名となりました。一時的とはいえ、慣れない避難所生活、大変お疲れ様でした。
 午前10時には下久保ダム管理所長から、夕方の放流の可能性について連絡がありました。その後、国土交通省高崎河川国道事務所長より、午後1時20分時点での神流川若泉水位観測所および烏川岩鼻観測所の水位予測の連絡がありました。その水位予測や台風の勢力を勘案し、午後2時10分に警戒レベル3(避難準備・高齢者避難開始)を発令しました。また、消防団長より水防団待機完了の旨を確認しました。
 午後4時40分には、明るいうちに避難していただくため、警戒レベル4(避難勧告)を発令しました。夜のテレビでは
「午前1時に下久保ダム緊急放流の可能性あり」と報道していましたが、13日㈰午前0時55分、国土交通省高崎河川国道事務所長から下久保ダム緊急放流中止の連絡があり、神流川と烏川の氾濫が回避できると判断しました。
 午前5時、避難勧告を解除。午前7時には避難所を閉鎖し、避難者の皆さまには無事帰宅していただきました。
 今回の台風19号でご協力をいただきました関係者の皆さまに感謝申し上げます。