道路交通法の一部改正により、本年4月1日からすべての自転車利用者に対し、乗車用ヘルメットの着用が努力義務になりました。警察発表では、令和4年中に県内の自転車事故で亡くなった方の約7割が頭部に致命傷を負っており(下図参照)、乗車用ヘルメット非着用時の致死率は、着用時に比べて約2倍高くなっています。

 こうした中で、交通事故防止と交通安全思想の普及活動の強化・徹底を図ることを目的に大野埼玉県知事より「交通安全対策の一層の推進について」のメッセージを9月に頂いております。

 以下、メッセージの一部を紹介させていただきます。

 「今年の交通事故情勢を分析してみると、交通事故死者のうち特に高齢者の占める割合が5割を超えており、高齢者を見かけた際の思いやり運転の励行や横断歩道における歩行者優先を呼び掛けるなどの啓発活動をこれまで以上に推進する必要があります。悲惨な交通事故を無くし、安全で安心して暮らせる社会を築くことは、全ての県民の切なる願いです。交通事故による悲劇が繰り返されないためには、県民全体に交通安全の意識が根付くよう、繰り返しその重要性を伝えていく事が大事です。交通ルールが改正され、皆さまの交通安全に対する関心も高まっております。」そして、「皆さまの関心が一過性のものとならないよう、市町村と協力して県民全体に交通安全意識が浸透するよう努めてまいります。」と文章が結んでありました。

 上里町としても、「地域における交通事故ゼロ」を目指し、引き続き警察や関係団体と緊密に連携して、地域に即した交通安全対策を推進してまいります。

 交通ルールを守ることは自分の命を守ることです。自転車乗車時には、交通ルールを順守するとともに、ヘルメットを着用し、大切な命を守りましょう!