この体操は、日常生活で必要とされる動作、それらに必要な筋力をつける体操として高知市で開発されました。高齢者の運動機能の向上だけでなく、高齢者が通いやすい場所で、住民が主体となり運営することで、仲間づくり・地域づくりにつながります。 
 そこで、この体操を全国に広げようと、国が平成26年度にモデル事業を開始し、当町では翌年度に手を挙げ取り組み始めました。
 町内30地区で体操を行う通いの場が立ち上がりましたが、本年9月14日現在、24地区が実施しています。新型コロナウイルスのまん延により思うように活動が出来なかった期間もございますが、昨年度は八町河原、今年度は忍保と新たに取組を始めた地区もあり、大変うれしく思っています。
 私は今年度に入ってから、ちょっくら健康体操を実施している地区を訪問し、皆さんと一緒に体を動かし、体操終了後には参加者の皆さんと意見交換をしております。体操のことや町政についても、さまざまな声をいただいております。
「体操をすると風邪を引かない。」
「ここに来るとみんなの顔を見て元気になる。」
「体操はとても楽しい。一週間の楽しみになっている。」
「10年位前に、上里町に引っ越してきたが、災害がなく、とても住みやすい街だと思う。体操で皆さんと会えるのが楽しみである。」
 健康づくりと同時に、地域のコミュニケーションの場となっていることに、とても良いことだなと感じました。これからも健康で元気に過ごせるよう、皆さんで楽しく体操を続けていきましょう。