このコラムでは、毎月、町の新しい取り組みなどをご紹介しています。町の変化を多くの方が感じているかと思いますが、より良い社会の実現に努力してまいります。さて、今回は環境関連の話題です。

 

【ゼロカーボンシティとは】

 環境省では、2050年までに二酸化炭素の排出量を「実質ゼロ」にすることを目指す旨を、首長が表明した地方自治体を「ゼロカーボンシティ」としています。本年3月末現在で、全国で46都道府県、埼玉県内では44市町村が表明しています。
【宣言の背景】
 近年、地球温暖化が問題視される中で、集中豪雨などの異常気象による甚大な被害が頻繁に発生し、私たちの身近な生活環境に様々な影響をもたらすことが懸念されています。上里町においても、熊谷気象台による年平均気温の推移をみると、100年で2・17℃のペースで上昇しています。また、夏日・猛暑日が増加する一方、冬日が減少傾向にあるなど温暖化の影響が生じていると言えます。
 そのため政府は、2020年10月、温室効果ガスの排出実質ゼロを目指す「2050年カーボンニュートラル」を宣言しました。
 上里町としても、脱炭素社会の実現に向け、町民、事業者、町が協働・連携しながら環境に対する理解を深め、引き続き取組を進めていくため、本年3月に「上里町ゼロカーボンシティ宣言」を表明したところです。

 

【町の脱炭素社会に向けた取組み】
  • EV車急速充電設備の開設(役場駐車場)
  • 上里町リサイクルステーションの開設(役場駐車場)
  • 家庭から出る小型家電リサイクル回収
  • 公共施設改修時のLED照明への切り替え
《検討中の施策》
  • 家庭から出るプラスチック製品リサイクル回収
  • 公用車のEV化推進
  • 節水・節電への御協力のお願いなど

 私も時には歩いて登庁を実践しています。皆さまもできることから取り組みを進めていきましょう!