去る5月11日上里町役場で2期目の就任セレモニーが行われました。その際の、2期目の町長就任にあたっての思いを込めた職員への挨拶を紹介させていただきます。
 「職員の皆さんと一緒に上里町民のために働くことができ、大変うれしく、また光栄に思います。4年前、私は、上里町が『選ばれるまち、住み続けたいまち』にならなければならないと申し上げました。その背景には、町だけでなく日本社会全体の課題でもある人口減少という難題がありました。上里町の人口は、現在約3万人です。人口減少はやむを得ないとしても、できるだけ抑制しなければなりません。人口ビジョンや創生総合戦略で定めた施策に取り組むなど、抑制に向けてあらゆる努力をしていきたいと思います。
 一方で、『関係人口』という考え方も重要であります。『関係人口』とは、特定の地域に継続的に多様な形で関わる人々のことをいいます。ふるさと納税等で支援してくれる方や、上里SA(サービスエリア)周辺や上里ゴルフ場など、上里町を訪れる人などが該当しますが、そうした方々は着実に増えています。
 実際、ふるさと納税の金額を見てみると、平成30年度に、49件、151万円だったものが、令和3年度には、715件、1780万円、件数にして14倍、金額にして11倍以上伸びています。これからもっともっと、上里町を応援していただく、上里ファンを増やそうではありませんか。
 それが、上里町が『選ばれるまち、住み続けたいまち』になることに繋がっていくと思います。最後に、職員に寄せる町民皆さまの期待と信頼は大きいものがありますが、一方で職員に対する視線も大変厳しくあると思います。町長と職員一丸となって、『上里町は変わった』と思われるよう、新しいまちづくりに取り組みましょう」とお願いし、就任挨拶を締めくくりました。