1923年(大正12年)9月1日、午前11時58分、関東南部を中心にして、マグニチュード7クラスの大地震が発生しました。この大震災を忘れないために、9月1日を「防災の日」と定め、さまざまな場所で防災訓練が行われるようになりました。また、地震のほか、台風や大雨等による被害も心配されます。今年は、梅雨らしい天気が長続きしませんでしたが、6月には降雹が上里町を襲い、甚大な被害が発生しました。その後の天気は猛暑が続いた一方で、たびたび雷雲が発生し、記録的短時間大雨情報が発表されるほどの雨量も見られました。
 「上里町防災ガイド・ハザードマップ」の1ページには、「浸水想定」の表記について説明があります。近年、短時間での河川の増水により堤防が決壊して、甚大な被害が発生する事例が増えています。
 洪水時の被害を最小限にするためには、氾濫時の危険箇所や避難場所についての正確な情報を知っていただくことが何より大切です。この冊子では、想定し得る最大規模の降雨(想定最大)によって河川が氾濫した場合、浸水が想定される区域と水深を地図上に表示しています。
 次に13ページの「マイ・タイムライン」をご確認いただき、災害時のわが家の行動を書きましょう。また、家族で決めた連絡方法、集合場所は裏表紙にメモしてください。
 災害時に取るべき行動を共有し、家族全員が安全に避難できるよう日頃から話し合いを行うことが必要です。
 7月に県西部を中心に襲った記録的な大雨で、各地の運動施設等の設備が被災し、今も被害の爪痕が残っています。
 新型コロナウイルスの感染が終息していない中でも、災害時に危険な場所にいる方は避難することが原則です。感染防止対策を踏まえた、事前の準備をしましょう。